カリソルブ
歯の治療を選べる時代です。
ムシ歯を柔らかくして除去する新しい治療法をご存知ですか?
使用方法
- STEP1 使用直前に、溶液A,溶液Bの入ったシリンジのキャップを外し、先を半回転させて連結する。
- STEP2 シリンジのプランジャーを5往復交互に押して溶液が均一になるように混合して溶液を作り、混合後の溶液は片方のシリンジに完全に圧入する。
- STEP3 混合溶液(カリソルブ)をタッペングラスなどの適当な容器に取り出す。尚、カリソルブは1回の治療に用い、余剰のものは捨てる。再使用はしないこと。
- STEP4 カリソルブを専用の手動操作用インスツルメントを用いて感染象牙質へ運ぶ。この時、感染象牙質が完全に浸されるようにカリソルブを十分満たす。
- STEP5 カリソルブが作用するまで約30秒間放置する。
- STEP6 手動操作用インスツルメントを用いて、軟化した感染象牙質を注意深く掻き取る。インスツルメントは部位、アクセスの具合を考慮して選択する。
- STEP7 常に病変部位が完全にカリソルブで満たされているように本品を加える。この時には30秒間の放置は必要としない。この手順をカリソルブが濁らなくなるまで繰り返す。
- STEP8 水洗いし、その後、感染象牙質が適切に除去されたことを確認する。その際、う蝕検知液の使用を推薦する。
- STEP9 使用する修復材料の用法に従い、修復処置を行う。
患者の選択と適応症
患者の選択
カリソルブを用いた治療に適応する患者は、健全歯質の保存が重要な患者、言い罹患した患者すべてが治療の対象となります。
その中でも下記に示す患者の治療には特に有用だと思われます。
- 小児・高齢患者
- 歯科恐怖症・痛みに敏感な患者
- 全身疾患等で局所麻酔の使用が禁忌の患者
- 在宅診療の患者
適応症
カリソルブを用いた治療はカリソルブとカリソルブ・インスツルメントが感染象牙質に到達可能であればどの部位でも適応となりますが、その中でも下記に示す症例には特に有効です。
- 根面う蝕
- 開放型の病巣がみられる歯冠う蝕
- 修復材料に近接するう蝕
- 補綴物のマージン部のう蝕
- 歯髄二接近しているう蝕
カリソルブ使用上の注意点
カリソルブは、感染象牙質のみに作用します。エナメル質部位には作用しない為エナメル質窩縁部には回転切削機器の使用が必要となる場合があります。
- 使用前の診査を十分に行うこと。
- 呼吸器系に入らないようにすること。
- 塩素ガスが発生するおそれがあるので、本品に熱を加えたり、酸に接触しないようにすること。
- 本品には次亜塩素酸ナトリウムが含有されているので、修復材料の選択には注意すること。
- 歯髄に近い部位での処置では、慎重に使用すること。
- 歯肉縁下に及ぶ感染象牙質の治療では、歯肉圧排糸等により適切な歯肉の排除を前処置として行うこと。
- 感染象牙質が除去されたことを確認する際は、う蝕検知液の使用を推薦する。
- 規定された使用目的にのみ使用すること。
- 本品の使用に際しては次のことに留意すること。
- エナメル質窩縁部等は回転切削機器の使用が必要である。
- ラバーダムの使用を推薦する。
- 麻酔の使用は、必要に応じて考慮すること。
- 誤用を避け、品質を保持するため、他の容器に入れ替えないこと。